スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『億男』

お金に困った男性が宝くじで三億円を当て、信頼する友人にお金を持って相談に行ったところ、その友人に三億円を持ち逃げされます。さあ、それからどうするか…というお話。
CIMG3376.jpg

この男性は借金返済のせいでバラバラになった家族を取り戻したいと思います。そのためにはまず三億円を取り戻さないといけない。そのことについて、ある人からこう言われます。

****************************
「お金があれば、家族を買い戻せると」
「その可能性はあると思います」
「私はそう思いません」
「どうしてですか?」
「あなたが欲しいものは、お金で買えないからこそ手に入れたいものだから。」
『億男』P.97より抜粋
****************************

この男性が本当に欲しいものは、お金ではなく家族なのです。その手段としてお金が必要だと考えています。でも、手段は別になんでもいいんですよね。本当に欲しいものが手に入れば。ただ解決方法が他に見つからないから、お金が必要だと思ってしまうんですよね。むしろ、本当に欲しいものは、お金では買えないものだったりするんです。だから欲しいんです。

私もある問題を解決するためにお金が必要だと思っていました。だから二億円欲しかった。必要だった。でも、別の手段でその問題が解決してしまった現在、よく考えてみるとそれはお金では解決できない問題だったことが分かります。

渦中にいる時には決して分からないことでした。
スポンサーサイト

『ゴーン・ガール』

DSC06437.jpg

安倍首相夫妻もお正月に観た映画。
(毎日、新聞の「首相動静」欄を読むのが好きなもので…。ちなみに、首相夫妻、1月1日は『バンクーバーの朝日』、1月2日に『ゴーン・ガール』という映画漬けのお正月のようでした。)

映像を見る前に原作に触れたいと思ったので、私は映画ではなく小説を選びました。読み終えた後の第一声は、「まあ、なんとも後味の悪い話。終わりなきブラックコメディというか悪夢というか」。デヴィッド・フィンチャー監督が映画化するにはもってこいの話だと思います。

ニックの妻エイミーが突然に失踪した後、ニックはいろいろなモノと戦うことになります。マスコミと戦い、世間と戦い、そして、妻と戦い、自分と戦います。結局、自分と戦うことが一番厄介だと分かるニック。あの後、どうするんだろう…。

本の最後に「訳者あとがき」があります。そこに書かれていたのは、タイトルの「Gone」にはいろんな意味があるということ。確かに、読む前は単に「行方不明」「死亡した」という意味に捉えていたのですが、読み終えて感じるのは「gone too far」。誰がどれだけ「行き過ぎている」のかは読んでからのお楽しみ。みんな、行き過ぎないようにバランスを取り自分を保って生きているのです。

DVDが出たら、原作が持つ重苦しさや行き詰まり感がどれだけ表されているか観てみたいです。映画でエイミー役を演じたロザムンド・パイクはイメージにぴったり。品があって聡明そうで。

『かもめのジョナサン』

DSC06311.jpg


『5時に夢中』で新潮社の中瀬ゆかり女史がおススメしていたこの本。以前から名前は知っていたものの、読んだことがなかったこの本。後日譚とも言うべき「Part Four」を追加し「完成版」として出版されたことで、以前のバージョンを読んだ人には新しい衝撃を受けることとなります。

…天国とは、場所ではない。時間でもない。天国とはすなわち、完全なる境地のことなのだから。」 P.67より抜粋

20代の頃の私であれば全くウケない本ですが、今の私が読むととても深く心に染み入るストーリーです。

『こうして、思考は現実になる』

DSC06217.jpg

面白そうだなあと思っていた本。図書館で借りようとしたら数か月待ちの状態だったので、業を煮やして本屋で購入しました。最初から素直に買えばよかった…。

9つの実験が掲載されています。それを体験してどう感じるか…という本です。その実験が成功するか失敗するか、なぜ成功したのか失敗したのかは考えても意味がないかもしれません。どう感じるか、またはやってみて楽しかったかどうか。こちらのほうがより重要だと感じます。

面白かったのが、それらの実験のひとつ。黄色いフォルクスワーゲンの実験。
 ・私は車に興味がないから雑誌やカタログを見るわけではない
 ・田舎だから家と職場の行き帰りの道もそんなに交通量が多いわけでもない
 ・仕事もずっと室内だから外に出るチャンスもなく車を目にする頻度は低い。
 ・そもそも外車の保有率は低い
こういう条件の中で黄色いフォルクスワーゲンを見ることはかなり確率が低いことだと思ってました。それでも面白そうなので実験開始。

「じゃあ実験開始」と思った20分後。黄色いフォルクスワーゲンを目にしました。たまたまストリートビューで家の近くの道を見ていたら、1台だけ走っている車が映っていました。

dsc06217-2.jpg


黄色いフォルクスワーゲンでした。

dsc06217-3.jpg

偶然とはいえ、あまりにも出来過ぎていたので、思わず笑ってしまいました。やっとこの田舎もストリートビューで見られるようになったというので、初めてストリートビューで家の近くの道を見てみたのですが…まさかこんな所にいたとは…。

『嫌われる勇気』

DSC06076.jpg


人生全体にうすらぼんやりとした光を当てているからこそ、過去や未来が見えてしまう。いや、見えているような気がしてしまう。しかし、もしも「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てていたら、過去も未来も見えなくなるでしょう。」(P.271より抜粋)

人生は連続する刹那であり、過去も未来も存在しません。あなたは過去や未来を見ることで、自らに免罪符を与えようとしている。過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。「いま、ここ」を真剣に生きていたら、そんな言葉など出てこない。」(P.271より抜粋)

人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです。」(P.275より抜粋)

悩み多き青年が哲学者のもとを何度も訪れ対談し、アドラー心理学を少しずつ理解していくと同時に、青年の心持ちが変わっていくというお話です。
万人向けかどうかは分かりませんが、私にとってはかなりのヒット作でした。まだ一読しただけですが、ことあるごとに再読すること間違いなしです。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。