『億男』

お金に困った男性が宝くじで三億円を当て、信頼する友人にお金を持って相談に行ったところ、その友人に三億円を持ち逃げされます。さあ、それからどうするか…というお話。
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この男性は借金返済のせいでバラバラになった家族を取り戻したいと思います。そのためにはまず三億円を取り戻さないといけない。そのことについて、ある人からこう言われます。

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「お金があれば、家族を買い戻せると」
「その可能性はあると思います」
「私はそう思いません」
「どうしてですか?」
「あなたが欲しいものは、お金で買えないからこそ手に入れたいものだから。」
『億男』P.97より抜粋
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この男性が本当に欲しいものは、お金ではなく家族なのです。その手段としてお金が必要だと考えています。でも、手段は別になんでもいいんですよね。本当に欲しいものが手に入れば。ただ解決方法が他に見つからないから、お金が必要だと思ってしまうんですよね。むしろ、本当に欲しいものは、お金では買えないものだったりするんです。だから欲しいんです。

私もある問題を解決するためにお金が必要だと思っていました。だから二億円欲しかった。必要だった。でも、別の手段でその問題が解決してしまった現在、よく考えてみるとそれはお金では解決できない問題だったことが分かります。

渦中にいる時には決して分からないことでした。
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映画『Yves Saint Laurent』

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とても光沢のある厚手の紙にこの名前とマークが印刷してあるのを初めて見たのはいつだったのか憶えていませんが、私が子供だった70年代から「サンローラン」という名前は特別な価値をまとった言葉でした。親の口からこの名前が出ると、まるでありがたいお経のように聞こえました。

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美輪サマがよく「正負の法則」という言葉で説明していらっしゃいますが、結局、人生という長い目で見ると、だいたいバランスが取れているのだと感じます。突出した「正」があれば、それに見合うような大きな「負」がある。サンローランもご多分に漏れず、大きな「正」と「負」を抱えて突っ走った一人です。

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皮肉にも、その「負」を乗り越えて生み出した作品の美しいこと。私が好きなのは70年代後半から80年代の濃厚な雰囲気の作品。子供の頃に見た当時の作品が刷り込まれ、いまだにあの雰囲気が好きです。

ファッションという分野で自己表現をした天才に思いを馳せる映画です。

8年ぶりの和服

仕事上でちょっとした行事があったので、同僚と共に和服を着てみました。必ずしもその必要はなかったのですが、せっかくのチャンスなので、ここぞとばかりに。8年ぶりの和服です。

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8年前は35歳。やはりその頃とは色の好みが違っているのが分かりました。以前は襟の色も明るめや同系色の中でも目を引くような色を選んでいましたが、今回はおとなしい色を選ぶようになっていました。オトナになったのでしょうか。

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長着も羽織もグレーの同系色で揃え、シックに目立たずに。襟はブルーグレー。帯はネイビーとシルバーの織り。羽織紐は明るいグレーの紐に、パープルとグレーのとんぼ玉。パープルは羽織にも使われている色です。なんとなく、森田空美さんのスタイリングを意識してみました。

今回選ばなかった長着や羽織は、色が好みではなくなったということだと思います。そういう着物は好みの色に染め直したほうがいいのかな。

千總のストール2015春

以前の記事でもご紹介した京都は千總のストール。春の新作が出ているようです。中でもステキなのがこの一枚。

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白と青の鳥の羽がモチーフのシルクシフォン素材。ちょっと男性向けではないですが、もしこれがシルクツイル素材だったら欲しい。

これは何の作品をモチーフにしたのかは分かりませんが、私だったら鳳凰の羽と答えます。

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葛飾北斎の鳳凰屏風図。(source)


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伊藤若冲の老松白鳳図。(source)


なんとなく、そんな気がします。

あの曲との邂逅

昔からラジオで耳にするものの、誰の何という曲か分からないまま。誰かに伝えようと口ずさもうとしても、それすらできない曲。私にはそんな曲がありました。

偶然にもその曲との出会いがあり、やっと曲名が判明。それはJohnny Pearsonの『First Love / 落ち葉の並木道』、そして同じくJohnny Pearsonの『Today I Met My Love / 二人の出会い』という曲でした。





備忘録としてここにアップしておきます。

見たことあるけど存在しない風景

なんてことはない街の風景。

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重厚な石造りの建造物が立ち並び、歴史と趣を感じさせる通りです。


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こちらも街中。雑踏の中に見えるのは…。あれ、なんか見たことがあるランドマーク。ピカデリーサーカスの噴水前の階段に人が座り、その左にはハチ公。


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こちらはタイムズスクェア。でも正面には109がそびえ建ち、.右の通りの奥には東急本店が。間違いなく道玄坂。


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はい、左は鴨川。三条辺りでしょうか。右はセーヌ川。ソルフェリーノ橋とオルセー美術館の屋根が見えます。

すべてP.M.Kenという写真家の作品ですが、違和感がないくらいにスムーズに組み合わせた素晴らしい作品。気が付かなければそのままスルーしてしまうほど自然だけど、気が付くと驚きの仕掛けがある風景。この発想が素晴らしいです。

ジバンシー2015秋冬

ジバンシーの2015秋冬です。パリコレです。51人のモデルさん、全部これです。

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画像を見ていても顔がこれですから、そちらにばかり目が行ってしまい、お洋服が目に入りません。そして、そんな私にはこれしか思い浮かびません。


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デザイナーのリカルド・ティッシは、このヘアメイクで何を伝えたかったのか。本人から「日本の皆さんへ」というメッセージが欲しいです。



Love Has No Lables.

人間同士。ただそれだけなのに、色々とラベルを付けてしまい、自由が無くなります。



何よりもまず、人間同士。人間同士が愛するだけ。ただそれだけ。


まもなく2番線に上野池袋方面行きが入ります

今朝、車を運転しながらNHKの『すっぴん』という番組を聴いていたところ、衝撃的な曲が流れてきました。それはこの曲。



初めて聞きました。車の中で大笑いしました。これ、スゴイ作品ですね。最後は曲調が変わりスローでメロウな雰囲気になり「わ~らび わ~らびです」。もう、なんとも言えない、身もだえするようなシュールな笑いを誘います。

それにしても、電車の車掌やウグイス嬢などの口調って独特ですが、あれはどういう理由で生まれ、なぜ、それが引き継がれてきたのか。とても気になります。特に、電車の車掌の発声方法や口調。飛行機のパイロットが乗客に向かってアナウンスす際には、ああいう独特の口調ってないですよね。おそらくバスや船など他の乗り物の場合にもないと思います。

電車の車掌の口調。これも日本独自で発達したガラパゴス的な要素なのか。