『Writing’s On The Wall』

サム・スミスが唄う007のテーマソング『Writing’s On The Wall』のオーケストラバージョン。

ファルセットの歌声もさることながら期待通りのドラマティックな仕上がりです。

これを聴いて思い出されるのが芥川也寸志の音楽。映画『八つ墓村』のメインタイトル。

雄大な景色と壮大な歴史の裏側に流れ続ける何とも言えない物悲しさを漂わせる名曲です。昭和時代は日本の映画音楽もこんなにドラマティックでした。

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『Don't Give Up On Us』


オーボエ、ピアノ、弦楽器、ホルンが織りなすどこまでも優しいメロディ。最近、車の運転中やシャワーを浴びている時などに鼻歌として出てくるのがこの曲。30年ぶりに出会えた曲です。

中学生の頃、英語のT先生が洋楽の曲をカセットテープに録音してプレゼントしてくれました。夜、寝る前、そのカセットを聴きながら京都のガイドブックを読むのが習慣でした。

同じカセットを流しながら同じ本を読むので、だいたい、この部分を読むときにはこの曲が流れるというのが決まってきます。この曲はそのカセットテープに入っていて、ガイドブックの「嵯峨野」辺りを読むときに流れてきました。だからこの曲を聴くと、そのガイドブックに掲載されていた嵯峨野の竹林の緑が目に浮かびます。

歌の内容とは全く関係ないのですが、私にとってこの曲は京都のテーマソングの1つです。

ちなみに、カセットテープをくれた英語のT先生は30歳前後の気が強い女性教師で、埴輪のような浅い顔立ちにカルチャークラブのヴォーカル、ボーイジョージを思わせるメイク。生徒からは「厚化粧」と慕われていました。80年代だったからあのメイクだったのでしょうが、今はどこでどのようなメイクでお過ごしになっているのか・・・。


2015エミー賞

エミー賞授賞式のレッドカーペット。いろいろと探してみたのですが、これといって好きなドレスが無かったのが残念ですが、唯一ピンと来たのがこれ。
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先週開催されたばかりの2016春夏ニューヨークコレクションのNaeem Khanのドレスがぴったり似合ってます。ゴッホの絵や浮世絵を思わせるような色やタッチです。ドレスの裾のほうが『神奈川沖波裏』を直線で描いたみたいな感じ。

ところで、outstanding supporting actressに選ばれた『Orange Is the New Black』に出演している女優Uzo Aduba。
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以前から誰かに似てるなと思ってました。これでスッキリしました。人がよさそうな顔です。


『紙の月』

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「溺れる者は藁をもつかむ」ということわざは、「困っている時には役に立たない物にでも頼ろうとする」という意味ですが、以前に耳にした解釈で「困っている時には、役に立たない物しかやってこない。それでも掴んでしまうもの。」というのがありました。言い得て妙でした。自分の状態によって、やってくるものの質が変わる。ありえるなと思いました。

さて、この映画。自分が置かれている環境に不満を持っている主婦が、ダメ男と知り合ってどんどん堕ちていく話です。こう言い切ると身も蓋もないのですが、そうなんです。主人公のネガティブな意識が引き寄せたと言えるかもしれません。

ところで、原作には無い小林聡美が演ずる先輩銀行員。これは映画のオリジナルの役だそうですが、ピリッと効いたスパイスになっていて、この役が存在しないとこの映画は成り立ちません。インタビューで、小林聡美ご本人が「ちょっと取っつきにくい人に見えるように、(自分の)親しみやすさがパッと見で感じられないように“恐い”感じでやってみたんですけど…想像以上に恐くなってしまって(笑)」と述べています。(source)
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でも、私、小林聡美が親しみやすいと思ったことが無いんです。確かに一見、親しみやすいように見えるのですが、目が怖い。強くて冷たくて拒絶する目に感じます。あの『かもめ食堂』の時ですら、奥に何か大きな秘密を隠しているように見えました。

あと、主人公が買う白いコート。ショーウィンドウに飾られた白いウールのコートを買い、その後、主人公の意識の変遷を表すように着る洋服も垢抜けてきます。
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私の記憶が間違っていなければ、2000年頃から女性の白いコートって流行りました。映画の設定の1994年の冬に白いウールコートが売ってたかなあ。まあ、どこかにあったかもしれませんが。

この映画を『悪人』の李相日監督が作ったら、もっと面白かったかも。

『0.5ミリ』

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人の弱みに付け込んで家に居座る押しかけ女房。そんな介護士が主役のこの映画。安藤サクラにはピッタリです。あの人懐っこくてふてぶてしくて、遠慮知らずで図々しい雰囲気。仕事と住む場所を失っても生き抜ける能力、サバイバル能力の持ち主。そんな主人公が5つのエピソードを走り抜け、行く先々で人を幸せ(?)にするという展開。

1番目のエピソードと5番目のエピソードが大きく結びついているのですが、1番目では分からなかった事実が5番目のエピソードで次々と判明していき、驚きと哀しみに包まれます。が、それでも人生は続きます。生きていくのです。諸々を背負って。

監督の安藤桃子はこの作品を書くために、老人ホームに通っていろいろな人の話をきいたのだとか(source)。監督は世代間のコミュニケーションが不足しているということを強く感じたそうです。どうりで、人が話を聴いてくれることや相手をしてくれることをとても喜ぶ高齢者の姿が、映画の中に何度も出てくるわけです。もちろん、長年生きてきた彼らを敬うことに異論ありません。しかし、たまに会って話相手をするのではなく、実際に一緒に暮らすとなると価値観のギャップは埋め難いものがあります。上手に付き合うスキルが必要です。

さて、とりたてて美形というわけではないのに、次々と男を手玉に取る女性。今回は罪を犯すわけではないのですが、いとも簡単に高齢男性の懐に入って行く主人公。もし、この映画が30年前に作られていたとしたら、主役は大竹しのぶだったでしょう。

そんな大竹しのぶは来年公開の映画『後妻業』に主演です。資産を持つ独身男性に近づき、手練手管で虜にして後妻に収まり多額の金品を貢がせる「後妻業」。もう、大竹しのぶにぴったりです。楽しみです。

サムに決定

12月公開の007の新作『SPCTERE』のテーマソングを歌う歌手が発表されましたね。

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Ellie GouldingとSam Smithの2人の名前が挙がっていましたが、結局、Sam Smithに決まったようです。テーマソングを英国のソロ男性歌手が歌うのは、1965年以降初めてだとか。多分『ロシアより愛をこめて』以来ということでしょうね。

前作の『Skyfall』のテーマソングを歌ったのが、Adelle。ちなみに、Sam Smithが売れてきた時には「男Adelle」と評していた人がいました。もちろん、良い意味で。歌は抜群に上手いし。

今回、Adelleの後を引き継いで007のテーマを歌うことになって、"This is one of the highlights of my career."と語っているそうです。どんな歌なのか楽しみ。『Skyfal』lみたいにドラマティックな歌であることを期待してます。

それにしても、サム君、痩せてスッキリしてカッコよくなってます。カッコいいんだけど、なんだかジョージ・マイケル路線に見えるので、ちょっとなんかアレですけど、まあ、いいです。

とうとうキャサリン

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30年以上の山村美紗ファンの私はとてもワクワクしながら9月5日(土)の夜を迎えました。山村美紗の作品に出てくる「アメリカ副大統領の娘キャサリン・ターナー=名探偵キャサリン」が初めて忠実にドラマ化されるのです。

今までは、この役を演じる西洋人女優が日本いないということで、かたせ梨乃たんが「希麻倫子(きあさ りんこ)=通称キャサリン」という日本人女性カメラマンを演じていました。まあ、梨乃たん好きなので、これはこれでいいのですが・・・でも、いつかは忠実にドラマ化されたキャサリンを見たいと心密かに念じていました。

この夏、友人からの情報で『マッサン』のシャーロット・ケイト・フォックスがキャサリンを演じると聞きました。9月に放送されることが分かりました。あら、シャーロットちゃん、いいんじゃない?期待してもいいんじゃない?これは非常に楽しみ。

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果たして、シャーロットちゃんのキャサリンはとても満足がいく仕上がりでした。原作とは異なる設定変更やシャーロットちゃん向けの演出、山村紅葉たんのコミカル演技もありましたが、ロケや出演俳優など通常の土曜ワイド劇場よりも製作費がかかっているというのが良く分かる作りでした。キャサリンの相棒役である「浜口一郎」を演じた谷原章介も私のお気に入り俳優なので、言うこと無し。リクエストをするなら、キャサリンはもっと骨太なイメージなので、シャーロットちゃんはもう少し尊大に我儘にふるまってもいいかなと思います。

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是非とも続きを作って欲しいです。パート3まで。次回作は『百人一首殺人事件』で。大晦日の八坂神社のおけら詣りが最初の事件の舞台になるので、新春放送がいいのですが、どうやらシャーロットちゃんは秋からはブロードウェイのミュージカルに出演するそうなのでスケジュール的にも無理っぽい。ならば、4月の特番時期の放映ということで。

・・・というメールをテレビ朝日に送信しておきました。

エディが魅せる

1920年代に初めて男性から女性への性転換出術を受けた(それも、妻のサポートを得て)とされる人物を描いた映画『The Danish Girl』。主演はエディ・レドメイン。2年続けてのオスカーが期待されているようです。



予告編を今日初めて見てみると、ベン・ウィショーとのキスシーンもあり。好きな俳優が2人も出るし、おまけにそういうことになっちゃうし・・・。アメリカでは11月末から公開。日本では来春かな。楽しみです。

今年は、アメリカでは同性婚が全ての州で合憲になったり、元オリンピック金メダリストのブルース・ジェンナー(男性)がケイトリン(女性)になるなど「ありのままで」な流れがありますが、来年のアカデミー賞授賞式でこの映画がオスカーを獲得して、会場で何か面白いことがあればいいのにな。

華やかな九月

猛暑が終わり、お盆が過ぎるとすっかり過ごしやすくなりました。もう9月。
毎年9月になるとアース・ウィンド・アンド・ファイアの『September』や竹内まりやの『SEPTEMBER』が気になりますが、今年は違う曲が浮かびました。


13 ピンクのモーツァルト


歌詞の意味は分かりませんが、楽曲は素晴らしいです。